(3)  立游門 (たちおよぎもん)

  練習は平游のカエル足を交互に使うところから始める。最初から足を巻くような事は教えなくとも、場所を移動しないで静止して立游をしているときには足を巻くように使っている。

  立游の足使いも当流ではカエル足の延長線上にある。また、カエル足の引いた位置、つまり蹴り出す直前の脚が蹲踞の位置になければ、鰡飛の時に身体が真っ直に上がらない。
 
1.立正体(たちおよぎせいたい) 

左右の足で交互に水を押さえる。両手は使わないで、太刀を捧げ持つ気持ちで肘を曲げ、手先を水上に出し、四指と拇指は向かい合わせる。

2. 鰡飛(いなとび)

水上に飛び出し、周囲の状況を見たり、船端に跳び乗る時に用いるもの。また自己の位置を知らせる役目もある。

3. 二ツ掻(ふたつがき)
水中にある手で前方の障害物を探りながら前進する。左右交互に片手を水上に抜き出して進む。片手を抜いている間に反対側の手は前方で外側から内側へ大きく2回水を押さえて浮をとる。これを左右交互に行う。

4. 掻分(かきわけ)

鰡飛の連続技で、丁度バタフライのように前進を目的とすることもある。

5. 鴎(かもめ)

膝で胸部をかばい、漂流物から身を守る。後方に伸ばしたウデで舵を取りながら足だけで前進する。 

6.雄抜(たかぬき)

前進しながら体を左右に開くと同時に後方の手を約45度の角度に高く跳ね上げる。これを左右交互に行う。

 

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